筆者がホッコリと社会に中指を付き立てるとき、(下記参照)
>>【略式レシピ】チキングリル
>>略式レシピに必須の美味しい調味料とセルフ味付けコーナーについて
>>スキンケアに対する考察
専業主婦のお友達は、
「マルちゃんは自分で稼げるから…」
「主人に言っても、『じゃあ交換する?』って言われちゃった…」
「働きたいけど、私には手に職も無いし家事しか脳が無いのよ…」
と嘆きます。
私の周りの優しい専業主婦のお友達は、「遊びたい」とか「楽したい」とかではなく、『私には能力が無い』と思い込んでいる方が圧倒的に多いです。
※「絶対働きたくない」派の富裕層専業主婦のお友達も大好きです。文化は彼女達が動かしている!パトロネス~
…おーいみなさん!自分達の素晴らしさ分かってない!
“企業で働いている人”を神格化しすぎではないでしょうか?
※このページは在宅自営業(たまに古巣に出社)という非常に中途半端な立ち位置の筆者が、サラリーマン・兼業主婦・専業主婦の友人にいつも同志として打ち明けてもらうお悩みをまとめてなんとかしたい!と無い頭をこねくりまわした力技の集合体です。不快な気持ちになる方もいらっしゃるかもしれませんのでご了承ください。

目次(クリックで移動)
棚おじとは
めったに解雇や降格などにはならない年功序列社会は、私達家族に安心をもたらしてくれますよね。ですが、
仕事してる風の演出に他人を使わないで欲しい。正直、いないほうがはかどるし人件費もかからない。できれば別室で棚の整理とかをしていてほしい。(以下棚おじ)
と思われている(いっぱいお給料を貰っている)世帯主の方が、安定した企業にはけっこうな比率でいます。失礼ですが、もしかするとあなたのご主人も会社ではそう思われているかもしれません。
※性別は関係ないですが”お給料をけっこう貰っている”というところがポイントですので仮に「おじ」としています。
棚おじ以外にも、
- 一日数時間タバコやトイレで過ごす人(腸の病気だったらすみません)
- 外周りと称して外周らず公園などで止まっている人(三半規管の問題だったらすみません)
- ほぼ居眠りをしている人(睡眠障害だったらすみません)
などなど、会社にはふしぎな生き物がい~っぱい!さがしてみよう。
幼稚園に入って知った専業主婦の真実

息子が幼稚園に入園して専業主婦のみなさんと初めて接することになり気付いたのは、仕事のできる人が多い!
- ちょっとした表情の変化を捉えて声をかけてくれる
- 家事や子育てでとんでもない超人的なマルチタスクをこなしている
- データ比較能力がすごい
- 仕事が丁寧
- 多方面への気遣い
- アフターフォローも抜かりない
- 高圧的な態度をとらない
絶対に企業に入れば、棚おじよりも数十倍利益をもたらすハズなのです。
でも、それが実現できていないのは何故でしょうか。
- 子供の長期休みに仕事を休めない・学童も入りにくい
- ”理想のお母さん像”の激務っぷり
- そもそも30歳を過ぎた女性は新規雇用されづらい
- 男女の収入差と ”収入差=頑張り度の差”という風潮
- それにより家事・子育ても8割以上負担する風潮
- 更年期や生理・妊娠出産など性に対する知識不足
- ミソジニーレディによるド根性の押し売り(過去のわたし含む)
決してあなたの能力不足や怠慢ではないと思うのです。
⇒東洋経済 稼いでいないなら、100%家事を受け持つべき?
主婦と棚おじの仕事内容
そして企業に属していないだけで、既に日々たくさんの仕事をこなしています。
ただ、子供を持つ主婦に課せられている仕事内容の詳細について、ほとんどの人が知らないことが問題なのです!
実を言うと私も幼稚園のお母さん達と関わるまで知りませんでした。
「養ってもらって習い事やランチや昼寝までできるなんて優雅で素敵~」
と思っていた過去の自分もとても恥ずかしいですが、専業主婦を経験したことの無い大多数の人も内心そう思っているのが現状だと思います。

ですが実際のところ、ざっと大項目で考えても、
食:栄養管理/献立作成/買い物/調理/セッティング/片付け/×3食/お弁当/おやつ/夜食
保守:消耗品在庫管理/発注/掃除/洗濯/アイロン/クリーニング持参/受取/インテリア管理/庭管理
夫子供:レジャー企画管理/スタイリング/カウンセリング/中元歳暮年賀状/上司同僚接待/妊娠/出産/保育/家庭教師/送り迎え/学校準備/母外交/PTA役員/子供会役員/習い事役員/×子供の人数分
地域:町内会役員/ご近所づき合い
親:介護/接待/送り迎え/健康管理
激務過ぎですね…しかもすべて無償でなおかつ朗らかな笑顔を提供しています。すごい!えらい!神!心が綺麗なんじゃ〜
だから「私は能無し」なんて言わないで~頑張り過ぎくらい頑張ってるよ~棚おじは会社でこのうち2個ぐらいしかやってないけどツヤツヤしているよ~
家事も立派な仕事ですから、まわりの体制さえ整えばいつでもスキルを生かして働ける時代です。今の時間は決して無駄では無いと思います。
※「この人なんだかんだ棚おじのこと結構好きだろ」って思ってます?そうですよ。
棚おじだって頑張っている。家族を養う為に、正直良く分からない仕事だけれども転職せずに仕事しているフリを毎日一生懸命頑張っている。社会が産んだ悲しい気さくな生き物・それが棚おじなのです。
家族の収入が増えれば棚おじも向いている仕事に転職しやすくなりますし、成果主義の社会に近づけば頑張りの方向性を間違えることも無いでしょう。
専業・兼業主婦におすすめ!家事の「見える化」アプリ
「外で働け!」ということを言いたいのではありません。今の社会ではこれから勤めても絶対に色んな両立でしんどいから、
先に自分をとりまく社会を変えよう!
という意味です。
「やれやれ、すぐ社会のせいにしないでまず自分が変われよな〜(笑)」
「可愛くない(従順じゃないの意)」
という言葉を鵜呑みにして、家仕事と外仕事の両立なんか始めたら心身を壊しますよ!根性でやりきったとしても次の世代に迷惑をかけることにもなりかねません。(従順にしていたところで「可愛い」とは言われないですよね?)
また、このような不用意な発言をしてしまう方々も、「意地でも家事をしたくない」というわけではないと思うのです。
ただ主婦の家事の詳細を知らないだけ!
外仕事を始める際はパートナーと家事子育て分担をきちんと決めることをおすすめします。
下記のアプリは、家事を細かく項目化しているので、共働き夫婦でなくても「わたしは普段こんなにも頑張っている!」と視覚的に分かるのでおすすめです。

※アプリダウンロードにより筆者に利益は入らないのでご安心ください。
例えば
パートナーが「食事」の1項目として認識している仕事でも、
- メニュー決定・下準備
- 作ってテーブルに運ぶ
- 食器を下げてテーブルを拭く
- 残り物・調味料の片付け
- 食器を洗って拭いて片付ける
- シンクの水跳ねを拭き、ゴミを取り除き、洗い桶を洗う
- お弁当作り
- お茶の作り置き
などなど、家事をしない人が気づいていない具体的な仕事が盛りだくさん。
自分の担当している項目が赤く表示されるので、真っ赤っ赤な一覧表を見てウットリするも良し・家族に印籠のように掲げるも良し。
お好きな使い方で楽しんでみてください。
「ヒマだわぁ」という人も中にはいる
人の特技やキャパはそれぞれ違いますから、中には主婦業や役員業・地域の仕事をカンペキにこなしつつも「暇だ!」という人もいますよね。
保守業務というのはトラブルに備えてスタンバイしなければならない時間が多いと思いますが、主婦業は基本的に保守業務が多いので長い時間拘束される仕事には踏み切りにくいところがあると思います。
最近は隙間時間に近所でできる家事代行マッチングサービスも充実していますので、近場で2,3時間働くのも気分転換になって良いかもしれませんね。
わたしも登録してみたいんですが、家事能力が低すぎて恥ずかしい…
おそらくみなさんのパートナーは棚おじではない。

分かっています。みなさんがいつもそんなに優しくいられるのは、毎日一生懸命お勤めを頑張っているパートナーをお持ちだからですよね。
実際に会社員の方の発表・納期・ノルマ・叱責などのプレッシャーを感じる機会が主婦に比べてとても多いことを知っての優しさだと思います。
相手も、「一家を養わなくては!」という昭和の呪いにかけられつつも、
「いいなぁ、生まれ変わったら専業主婦になりたいなぁ」という本心を持つ人は多いのではないでしょうか。(現に会社で奥様が専業主婦の方は大体コレを言っていました)
きっと毎日しんどい思いをしているでしょうから、平日の家事を夫婦で分担するよりも先に
棚おじ・苦労文化・ダラダラ残業の撲滅(人件費を適切にして利益率を増やす)
→無理なノルマや工程を減らす
→帰宅時間を早める
ことが必要ですよね。そうしないと平日は家事育児を分担したくてもする時間も気力も残りません。ぜひともパートナーと協力して声を上げましょう。
休日家事チーム化のススメ
平日は帰宅の遅い方が多いと思いますので家事の分担は難しいかもしれませんが、休日の育児家事は皆で力を合わせた方が有意義ではないでしょうか。
- 将来主婦が仕事を始めるとき
- 定年後
- 誰がが病気になったとき
にもうまく家事が回りますし、子供の当事者意識や家族の団結力も向上しますね。熟年離婚の防止にも一役買うと思います。
「休みの日ぐらいゆっくりさせてあげたい」という気持ちはとてもよくわかりますが(筆者も以前は夫を至れり尽くせり子供ように扱ってしまっていた)、そう言う人ほど本人は休んでいない!あなたはいつ休むの~
また、【一人が一生懸命食事をつくり、それを横目にもう一人がソファで暇そうに横たわっている図式】
を未来の共働き世代の子供に普通だと思わせるのは危険と思うのです。
正直家事は自分でやった方が早いですし優しく教えるのも根気がいりますが、休日にみんなでご飯を作るのもやってみると結構楽しいのでオススメです。
「刻みの魔術師・おかあさん」「焼きの伝道師・おとうさん」「塩加減の覇者・おれ」 「テーブルセッティングの匠・いもうと」といった調子で各自のターンを披露すれば、モチベーションやスキルも上がり、最強のチームが出来上がること間違いなしでしょう。

主婦が社会を変える手段
「社会を変える」と聞いて一般的に私たちが思いつくのは、考えの近い人に選挙で投票する。ということですよね。ただそれでは年に数回しかチャンスがやってこない上にその人が大きな組織に屈する可能性も無くはないので、プラスアルファで出来ることを考えてみました。
主婦が社会を変える一番早い手段は、”今の世の中でおかしいと思う点をパートナーや子供にきちんと伝える”ということではないかと思います。
我が家では子供に「差別は一番いけない」と刷り込むあまり、低学年の息子がオンラインゲームでピンチになると
「このっっっ!さべつ野郎!!」
と口走るようになってしまいました。(とっておきの最強悪口だと思っている)
人間を育てるって難しいですね…いつか実を結ぶことを願っています。
また、筆者の周りでは「社会に置いてけぼりにされている気がする」と悩んでいる専業主婦のお友達がとても多いのですが、そんな方にはTwitterの使用をお勧めしています。(i○stagramはますます現実社会から離れる気がして)
身バレもしないですし、特に発信や交流をしなくても「リツイート」という他人の発言を広めるだけの機能があり、それが数万単位になると行政にも届きます。
単純に世の中のつぶやきを見るだけでも、同じ悩みを持っている人を見つけたり自分の知らない世界を知ることができます。ぜひアカウントだけでも作られてみてはいかがでしょうか。

※アプリダウンロードにより筆者に利益は入らないのでご安心ください。
まとめ
結局何が言いたいかというと、すでに十分頑張っているということ!
同じシステムを次の世代に受け継がない為にも
もっと手を抜いていい!
ということです。略式リャクシキ。
外で働くにしても先にやらなくてはいけないことがたくさんありますね。
- 子持ち主婦の激務度をを具体的に視覚化して知ってもらう
- 企業の人件費の無駄遣いをなくして帰宅時間を早める
- 家族全員家事を習得する
- 古い”理想のお母さん像”をアップデートする
からのやっと、5.外で働く が健康的に可能になるのではないでしょうか。
あ~忙しいいそがしい…4番まで何年かかるだろうか!
世の中のアップデートが完了するまでは多方面から「可愛くない」って言われると思いますが、お互い「可愛い」って言い合って乗り切りましょう。
可愛い!とても可愛い!絶対に可愛い!
