大人ニキビは乳液や保湿クリームで治る?

『若者ニキビが油分によるものならば、大人ニキビは乾燥が原因!』
という、なんだか説得力のある(?)逆説が出回っており、乾燥を防ぐための乳液を勧めているサイトも多数存在します。
ネット上には、様々な説が溢れていてどれを信じたら良いのか分からず混乱してしまいますよね。
ですからこれはあくまでも私の体感(自分の経験と周りの人に勧めた結果)とマダム先生(エピソード1―ブライダルエステでブツブツ大発生,エピソード2―抗生との出会いと別れ)の見解ですが、乳液(油分)は
肌が適量の皮脂を出す力を衰えさせる
ような気がします。
現に私も、化粧水と乳液と美容液を止めたらピタッとニキビが無くなりました。
基礎化粧品のいらないスキンケアについての詳細はコチラ
大人ニキビの原因=乾燥ではない?

当たり前のようにどのサイトでもうたわれている『大人ニキビには保湿』説ですが、下記のサイトでは
「医学用語に『乾燥ニキビ』というものは存在しません。そもそも乾燥とは肌の水分が不足している状態のことであり、ニキビは過剰な皮脂や不要な角質が毛穴に詰まり、そこにアクネ菌が繁殖する状態のこと。つまり、乾燥自体がニキビをつくりだすということはないのです。原因も治療法もまったく異なるため、肌の乾燥もニキビも気になるなら、スキンケアの見直しと並行して、ニキビ治療をする必要があります」
※引用 マイナビニュース 皮膚科医 竹中洋史 氏
と言っています。
つまり、乾燥と大人ニキビに悩んでいる方は、その2つを切り離して考えなければいけないということですね。
ですが理屈ではなく筆者の経験から言うと、乾燥→ニキビ、この二つは直接的に関係はないものの、以前ニキビができていた流れを考えると少しは関係していると思います。
順番に表すと、
- 化粧品で保湿
- 自分で適量の皮脂を出す力が弱まる
- 数時間後、化粧品の保湿効果が切れる
- 乾燥
- 乾燥を補うために多量の皮脂が出る
- 毛穴に皮脂が詰まる
- アクネ菌による毛穴の閉塞(※1)
- ニキビができる
この大きな流れが省略された上の
乾燥→ニキビ
であれば自分の経験と合致します。
STEP3と4の間( 2,3時間おきくらい?)で保湿→メイク直しをすれば良いのかもしれませんが、そんな優雅な暮らしができる方は現代ではなかなか稀ですよね。
※1 詳細
ニキビの発生は、第一段階として毛穴に皮脂が詰まることから始まります。この段階でのアクネ菌の関わりは、アクネ菌の酵素であるリパーゼが、皮脂を遊離脂肪酸に分解し、この遊離脂肪酸の増加により毛穴が閉塞します。第二段階では、毛穴が塞がれたことにより内部に皮脂が詰まった状態になります。それにより毛穴に生息しているアクネ菌が、皮脂を栄養源として更に増殖し、種々の炎症誘導物質を産生し炎症を引き起こします。
※SATICINE MEDICAL 化粧品でアクネ菌が増える?
筆者の大人ニキビが治った要因

結果的に筆者の大人ニキビが治った要因は
化粧水・乳液・美容液を辞めて過剰な皮脂分泌をなくした(略式スキンケア)
丁寧なオイルクレンジングでザラつきをその都度除去した(クレンジング方法)
ビタミンCの摂取でストレスの分解を助けた(ストレスとビタミンCの関係性)
ということで、
乳液を付けて保湿したから治った。ということはありませんでした。(むしろ辞めたら治った。)
与えることをやめて、
メイクをきちんと落とすこと、ニキビのもとを察知して取り去ること、次に控える新しい健康な皮膚を作ること
に注力した結果、わたしにはそのスキンケア方法が一番合っていたようです。 (肌診断の結果)
まとめ
全ての乳液を試したわけではないので、乳液すべてが大人ニキビに悪影響!とは断言できません。
ですが乳液に限らず、筆者はオイル系の化粧品、例えば
クリーム・美容オイル入りファンデーション・うるおいクレンジング
を使用した後はニキビができやすいです。
これは潤しすぎ→乾燥という要因もありますが、グリセリンによるニキビ発生も含まれますのでこちらの記事に記載しています。
⇒大人ニキビ肌のベースメイクはリキッドファンデーションNG?プチプラからデパコスまで、略式スキンケアと相性の良い化粧下地やその他のコスメ
乳液等のスキンケアを辞めて自分の皮脂バランスが整うまでは1週間~1ヶ月かかると思いますが(筆者がスキンケア断ちした際の日々の経過)、本当に大人ニキビに悩んでいる方は試してみる価値はあるのではないでしょうか。
⇒略式スキンケアについて詳細はコチラ