先日、ホームレスのおじいさんに影響されて入手した中古のナイキのレザーコルテッツ(白)。
⇒①おしゃれホームレス
⇒②ホームレスのスニーカー買いました
恐らくおじいさんのスニーカーはもっと革靴のようにカッコよかったので80年代のコルテッツだと思いますが、状態の良いものが無かったので90年代のものを購入してみました。
そのままでも綺麗だったのですが、ヴィンテージ特有の黄ばみや若干のスレがあったのでお手入れ方法をシェアします。
果たしてスポンジラバーソールの黄ばみは漂白できるのか。
■ご注意■
当方スニーカーマニアではありません。日常使いのスニーカー用なので、レアスニーカーへのお試しは十分にご検討ください。
目次(クリックで移動)
まず最初の状態




20年以上前の中古と言えどもとても綺麗な状態。
(1,2回の着用ではないでしょうか?)
このままでも十分履けそうですが、経年によるソールの黄ばみが「ヴィンテージ!」という感じなので清潔感を取り戻すために出来るところまで綺麗にしてみようと思います。
用意するもの
ワイドハイターEXパワー
ソールの黄ばみを取るために使用します。
粉末タイプやただの”ワイドハイター”ではありませんのでご注意。
日光
日光に当てた方が良いので晴れた日に行ってください。
メラミンスポンジ
茶色系(泥や皮脂)の汚れを落とすのに使います。
レザー用染め剤(アドカラー)
スレて剥げている部分に使用します。
このホワイトは本体の色とそんなに違いは無いので私はそのまま使いましたが、カンペキに合わせたいという方はグレーや茶色を少し混ぜると良いかもしれません。
※同じホワイトレザーのスタンスミスのスレにも使えます。
筆
ワイドハイターやアドカラーを塗布する際に使用します。(アドカラーはボロ布でも可)
ソールの黄ばみを取る
まずはソールの黄ばみを落としていきたいと思います。
ワイドハイターEXをソール部分に塗る

筆でワイドハイターEXをソール部分に塗ります。(革部分に付かないように注意)
特に黄ばみが濃い部分は1時間後に2度塗りしました。
日光に当てる

私は下記の条件で日光に当てました。
・8月下旬
・快晴
・室内の窓辺
・10時~12時の計2時間程
心配だったのは「ソールがスポンジラバーだから溶けないか?」「レザー部分が日に焼けないか?」という点でしたが、とりあえず上記の条件では大丈夫そうです。
石鹸でハイターをよく落とす
レザー部分に水がつかないよう、洗面台や洗面器に薄く水を張ってハイターをよく落とします。
今回はハンドソープで洗いました。
ビフォーアフター(ソールの黄ばみ)


新品同様真っ白!とはいきませんが、”古着屋さんのスニーカー”から”愛用中のスニーカー”くらいまでは変貌を遂げたのではないでしょうか。
アッパー(本体)を綺麗にする
次は本体を綺麗にしていきます。
このコルテッツの本体はレザーなので丸洗いはできません。細かく拭く作業になります。
今回は綺麗な商品だったのでメラミンスポンジでいきなり擦ってますが、泥などがついている場合は固く絞った布や乾いた布で汚れをよく落としてください。
メラミンスポンジで汚れを落とす
水を含ませたメラミンスポンジを固~く絞って汚れを落とします。


茶色い汚れはこれで落ちます。グレーの部分は汚れではなく擦れなので次項で。
擦れた部分にアドカラーを塗りこむ

筆やいらない布でアドカラーを塗布します。
ビフォーアフター(アッパー)


↑このようにキズの範囲が広い場合はステッチ(縫い目)の部分まで塗り広げたほうが色ムラが目立ちませんでした。
逆につま先等の小さい傷は、少~しずつ、あまり広げないように塗ると目立ちにくかったです。
※もし厚く塗りすぎた場合は紙ヤスリで削ってください。
ビフォーアフター(最終)






いかがでしょうか?もともと、そんなに汚れていなかったので劇的な変化はありませんが、黄ばみが取れたことで清潔感は出たのではないかと思います。
※タン(ヒモの後ろのベロ)の部分の黄ばみは、すすぎの際にハイターが革につきそうだったので今回はやめておきました。
ご注意
ハイターに漬けたことによるソールの耐久性の保証はできません。もしこれからソールの劣化などの変化があったらこちらに更新しますので、投稿日からさかのぼってどのくらい持つかご判断ください。
まとめ
これで今月の息子の運動会も走って走って走り抜けたいと思います。
あとやっぱり、おじいさんが履いていたのと同じ80年代?のコルテッツも欲しい。